美術館での情報提供端末

美術館、博物館で
展示物の情報把握
きめ細やかな情報を提供できます
展示スペースにICタグを取り付けることで、作品にまつわる付加的な情報をPDAなどに配信できます。
オムロン ソフトウェア株式会社

美術館や博物館にて、情報端末として利用する案は、わかりやすい応用事例として
よく紹介されているし、よく実証実験の題材にも採用されるところだ。

しかし、閉じた施設内での実利用事例としては、図書館の貸出管理事例ほど広がりを見せてはいないようだ。
まあ、定型のデータの登録さえ終われば実現できてしまう本の貸出管理と比べても仕方がないが、これが決定打というような実現方式が出てきていない。

HF,UHFを利用して中距離から読み取るか、あるいは、情報端末をリードポイントにタッチするかで、使い勝手が違ったソリューションになりそうだ。
同様の事例では、RFIDでなくとも、赤外線等を使ったソリューションも実用化されているし、近接ということならば、バーコードでもよさそうだ。
DSや携帯電話も、情報を受け取る端末の候補としては捨てがたい。高額な専用PDAを必要としないだけで、システム導入のハードルは大きく下がる。

さて、サービスを実現するのに、どういう手段を選択するかが重要なポイントであることは確かだが、高額な費用を掛けたソリューションを導入する以上は、それを利用することで、目の前にあるホンモノの美術品や動物を味わうという体験の邪魔をすることなく、より一層の満足感を与える必要がある。
そのような魅力的なコンテンツを構築することが簡単ではないというのが、実用例が増えない原因なのではないか。
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